働くママが税理士を目指すブログ(財表受験中)

子育て中のママが税理士を目指して受験体験記を書いています。銀行員として働いてもいます(正社員、総合職)。子育て中のママ、働くママが資格取得するご参考になれば、有難いです。

ゼルダの伝説30周年記念コンサートメモ②

2016/10/1、ロームシアター京都にて30周年記念コンサートを見てきましたので、その様子をメモします。

前半のメモはこちら。

ゼルダの伝説30周年記念コンサートメモ① - 働くママが税理士を目指すブログ(財表受験中)

 

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後半1曲目「30周年シンフォニーメドレー」
リンクの冒険のメインテーマ、ムジュラの「タルミナ」のテーマなど、往年の人気曲を含むメドレー。リンクの冒険の音楽は、大乱闘スマッシュブラザーズDXの「神殿」のBGMとしても有名。
ところで、このメドレーでは、「シャカシャカ」という音が特徴的な、前後に振って音を出す「シェイカー」という楽器が活躍する曲があるのですが(曲名不明)、そこの演者さんの技術がとにかく凄かった。どうやったらシェイカーで「シャンシャカシャカシャカ」などというリズムが刻めるのか!?
また、フルートとピアノの切ない旋律が印象的な名曲もありました。
(このメドレーは未プレイのゲームが多く、あまりメモが残せません。)

 

2曲目「ゼルダの伝説 小品組曲
13曲の名曲メドレー。
民家のテーマ、ミニゲームのテーマ、ムジュラのデクナッツの城、ムジュラのデクナッツの城、ミルクバーなど。
ミニゲームのテーマは、フレーズ終わりの鉄琴やウィンドウチャイムが美しい。
また、ミルクバーをオーケストラで演じるとものすごい荘厳になるということが分かりました。タンバリンのベルのテンションが半端なく高いです。

 

3曲目「ゲルドの谷
オーケストラでは最早、おなじみの曲。これまでより少しテンポが早めのように思いました。
ティンバレスの渇いた音が曲にハマっております。ビブラフォンの切ないフレーズも印象的。ゲルド族の悲しい歴史を憂いているかのよう。
ムービーは、「嵐の歌」を吹いて、巨大邪神像の隣のくぼみに湧き水と妖精を出すところで終わっていました。え・・・そこに泉があったとは、知らなかった・・・(時のオカリナはプレイ済)。

 

近藤浩治さんご登場・発言の要旨)
① ゲームのために作った曲が、こんなに素晴らしい演奏になるとは。まるで、魂を込められたかのよう。
② 30年の月日が経つのは早すぎる。住宅ローンが払い終わり(ゼルダ御殿!?)、長女が結婚するほど(会場、笑い)。長女は今回の会場にも来ております。
③ 作曲活動は本当に苦労します。数秒のSE(剣の音、謎解き時の音など)すら大変でです。

 

4曲目「ハイラル平原」
ハイラル平原の特徴は、リンクの行動によって音楽が変化する点! ということで、「ハイラル平原」は近藤さん、会場の人々、指揮の竹本さんで作り出すインタラクティブ演奏。
会場の人々がプログラムを使って意思表示→それを受けた近藤さんが竹本さんに耳打ち→竹本さんが青、黄、赤などのハンカチを提示し、オーケストラ全体に伝達 といった具合。
(※意思表示は、
プログラムの表を提示→静かな音楽
プログラムの裏を提示→戦闘時の音楽
何もしない→通常の音楽)
京都コンサートの意思表示は、戦闘時の音楽→静かな音楽→何もしない→戦闘時の音楽 となりました。
やはり皆さん、金管のファンファーレやティンパニのリズムが印象的な戦闘時の音楽を聞きたい! と思った人が多かった模様。終始、プログラム裏の緑色がよく見られました。

 

5曲目「大妖精のテーマ」
司会の青木瑠璃子さんの「少々独特なお姉さんの笑い声が思い浮かばれますね」というコメントに会場が笑う。
曲が始まると、ハープの静かな旋律が会場を支配する。2台のハープの掛け合いとは、なんと豪華なのでしょうか。
次第にフルート、オーボエクラリネットなどにメロディーがパスされます。奏者が次々に変わっていくというのに、切れ目を感じさせないのは流石です。

 

6曲目「トワイライトプリンセスメドレー」
こちらも、オーケストラではお馴染みのメドレー。
全体的にダークで悲しい雰囲気のオープニング。
一転、ハイラル平原のテーマは、勇ましいファンファーレで始まる! 木管の運指が凄まじい。指、絡まっちゃうんじゃないかと思いました。また、チャイム、コーラス、鉄琴、タンバリン、・・・など、この曲はもう、もう数え切れないぐらい音が多い。私はずっとタンバリンの人を見ていました。鈴の音がすごくきれいでした。
ガノン戦。「ドッドドドッドド・・・」というリズムをバックに、オーケストラ全体がクレッシェンド。まるでガノンが迫ってくるかのよう。木管の金切り声、コーラスの高音が耳に痛いほど! WiiUのムービーがきれいすぎる。
エンディング曲は、ハープとピアノが切ない。金管とコーラスが、物語の終わりを告げる。ハッピーエンドのはずなのに、どこか悲しげなのは、コーラスの働きか。ああミドナ、どうして陰りの鏡を壊してしまったんだ・・・。

 

宮本茂さん、手塚卓志さんご登場・発言要旨)
ファミコンゼルダを作ったお二人が登場。
① 宮本氏「『5音あれば音楽は無限に作れるはず。だって全体でも7音じゃん。』そう言って、近藤さんを困らせてしまった。申し訳ない。でも、最近近藤さんに確認してみたら、『覚えてない』だって。」
② 「ゼルダの伝説」のダンジョンデザインをスクリーンにアップ。縦8×横16の罫線の上にマップを描いていた様子。手塚氏「宮本さんが渡してきたファイルサイズの、半分が私に与えられた容量なのだと勘違いして作った(出来てしまった。会場、笑い)。なので、余った半分で、裏ゼルダを作った」
③ どうすればファミコンで「地上の絵」が表現できるだろうか、と色々試行錯誤し痕跡のわかる数々の資料を提示。「ファミリーベーシック」のハードを活用して作った絵なども。長年勤めているプログラマーが数々の資料を所持していたそう。
④ 手塚氏「新作ゼルダは、昔のコンセプトの「世界を探検する」感を大事にしている。また、マリオと違ってストーリー性が大事なので、そこは重視している」
⑤ 宮本氏「一人で試行錯誤しながらずっと遊び続けられるゲームになると思う」
⑥ 「ニンテンドークラシックミニ」の宣伝。宮本氏「30本のソフトの中に、ゼルダも入っております! セーブデータが豊富に作れますので、ぜひ! 11月10日発売です。(会場が笑いに包まれる)」

 

7曲目「ゼルダの伝説 メインテーマ」
全力のファンファーレが響き渡る、これぞメインテーマ! 壮大さでは右に出る曲は無いでしょう。
低音がブンブン鳴り、コーラスが後押しする中、金管通しの掛け合いが続く。シンバルがこれでもかと光る。アンコールの拍手が鳴りやまない。

 

<以下、アンコール>

 

8曲目「カカリコ村」「ゼルダの伝説メインテーマ」ピアノソロ
近藤浩治さんによるピアノソロ。
今回で3回目となるコンサートですが、ピアノソロは珍しいのではないでしょうか。もしかすると、初めてかもしれません。カカリコ村ゼルダメインテーマは、ピアノ向けにアレンジが施されていました。

 

近藤浩治さん・ご発言要旨)
ゼルダの音楽は、音楽スタッフ12人ぐらいで作っている。作曲は一人で担当するものだが、グラフィッカー、キャラクターデザイナー、ゲームプランナーなど様々なスタッフのおかげで、このような素晴らしい曲ができたのだと思っている。これからも皆さんに愛されるゲームを作っていきたい。

 

9曲目「ブレスオブザワイルド メインテーマ」
全体的な雰囲気は、任天堂のE3出店映像のBGMで確認できます。ほぼ同一ですが、アレンジが施されていました。

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ブレスオブザワイルド・メインテーマは、ピアノが主役の曲。始まりも、ピアノ。低音、コーラス、弦楽器、木管金管の順に音が増え、曲が厚みを増していく。弦楽器がメロディを担当する一面もあり、「雄大な自然」感があるなと思いました。また、ブレスオブザワイルドは、オープンワールドで「1人旅」ということから、少し寂しげな雰囲気があるようにも思いました。

 

30周年記念コンサート、とても良かったです。

今回は生演奏初参加でしたが、次の機会があれば、また必ず参加するでしょう。

いつか、トワイライトプリンセスの「傷付いたミドナ(光を受けたミドナをリンクが運ぶ雨のシーンのBGM)」を生演奏で聴きたいと思っているのですが、実現するでしょうか。楽しみです。